Kodomoen
子どもたち親たちが、家族のようにお互いの成長を喜びあえる“育ち合いの里”
四季折々に、自然と共に“育ち合える里”
地域の方々や、他園の子どもたちとの“交流あふれる里”
園外の方でも気軽に立ち寄っていただける、風通しのよい“開かれた里”
開設理念
*さまざまな活動を通して、子どもたちの自発性・自主性・自治性・自己完結性など成長発 達を促します。
*子ども主体の生活時間を可能な限り保障し、子どもの心に寄り添った保育を実践します。
*生活中における子どもの保護を行ない、心身ともに健康でいられるよう援助します。
*保護者の病気など、緊急時の子どもの生活支援や、子育て相談などの支援を行ないま す。 |
麦わらぼうしこどもえん 施設利用案内
施設の所在地:〒739-2503 東広島市黒瀬町南方1199-1 事業開始年月日:2012年4月1日 設置者:麦わらぼうしこどもえん 代表 稲垣直登 運営・管理・問合せ:稲垣直登
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【提供する保育内容】
○ 対象児童と定員 *東広島市と隣接する地域にお住まいの幼児(概ね2歳半~就学前まで)、20名程度 <保護者の就労の有無は問いません>
〇 生活時間 月曜日~金曜日午前9:00~午後3:00 *2歳児=週2日(火・水曜日) <子どもの育ちによっては週5日も可能> *3歳児~就学前までの幼児=週5日(月~金曜日) <延長保育については個別にご相談下さい>
○ 休園日 *土・日曜日・祝祭日 *夏休み (7月25日~8月31日) *冬休み (12月25日~1月10日) *春休み (3月25日~4月5日) <年毎により多少前後することがあります>
○ 昼 食 *お弁当 (月~金曜日)
〇 保育従事者等の配置 月曜日~金曜日午前9:30~午後3:30 4名 (保育士2名 / その他2名) 臨時従事者 0名 (保育士0名) |
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◇児童福祉法第35条の認可を受けていない保育施設(認可外保育施設)として、同法第 59条の2に基づき、東広島市への設置の届出等を実施しております。 【設置届出先:東広島市こども未来部こども家庭課 TEL:082-420-0407】 ◇広島県による「ひろしま自然保育認証制度」の認定園に登録されております。(平成30 年1月19日) 【認証者:広島県知事 湯崎英彦 管轄:広島県健康福祉局安心保育推進課 TEL:082-513-3174】 ◇特定子ども・子育て支援施設等及び子ども・子育て支援法により、幼児教育・保育の無 償化象施設として告示されております。(令和元年9月20日) ◇当施設の設置者は、過去に児童福祉法第59条5項に規定する命令は受けておりませ ん。 |
私たちが大切にしていること
<あそび>
子どもたち自らが主体性を持って行う行為には「自発性・自主性・自治性・自己完結性」が必ず存在します。その行為を一般的には“遊び”と呼んでいるのです。
「なんだか面白そう!」「こうやれば上手くいくかなぁ?」「一緒だと楽しいね!」「あーっ、楽しかった!!」など、子どもの言葉に置き換えてみればしっくりくるでしょうか…。
ここで、もっとも大切なのは “子どもたちが主体性をもって行い、自己完結する” ということです。その為には、集団としての到達点を目標にした従来型の「設定保育」や「管理教育」からの変革を進めて行かなくてはならないと考えています。
<けんか>
けんかが起きた場合、基本的にはすぐに止めるようなことはしません。子どもたちの心が大きく動いていて、“けんか”の体を成している間は見守りに徹します。語彙力が未熟で、自分の主張を上手く相手に伝えることが出来ない上でのトラブルが“けんか”です。ゆえに、日々の関係性が少ない間柄での“けんか”は、ほとんど存在しません。
これも、子どもたちが自治性を身に付ける大切な学びの一つと捉えているからです。
<こどもたちのミーティング>
麦わらぼうしこどもえんには、保育者が作成する一般的な「月案」や「週案」などのプログラムはありません。日々の生活は、子どもたち自らがミーティングを通して内容を決めたり、園生活の中で起きた様々な問題も解決しています。(子どもたちが、あらかじめ決められたことをこなすことが目的となり、思考停止に陥らないよう、出来るだけ規則やルールもつくらないことにしています。)
これは、子どもとしての理想の姿を大人が勝手に描き“教育”と称して「指導」とか「躾」の名のもとに、従来型の指導要領で自ら育とうとしている子どもの可能性を奪っているのではないか、との思いからです。
ミーティングの一番の目的は、自分の気持ちを自分の言葉で相手に伝えることなのです。
<リスクの容認>
子どもの行動には常にリスクが伴います。子ども一人ひとりがリスクを負わずして育っていくことは不可能です。もしも、全てのリスクを取り除いた環境で育ったとすれば、大人になった時には「自分の人生は自分で歩んできた」との“達成感”や“自己肯定感”を味わえないと思います。もちろん、危機管理の上でも憂慮すべき事なのですが…。
日々の生活の中で出会うすべてのことは常に表裏一体です。どちらを選ぶ方がリスクを最小限に抑えられるのか、そして、子どもの育ちに生かせられるのか…。そのことを、一緒に生活している一人ひとりの人生という広い見地に立って、子どもたち自身がリスクに対して実感を持てるよう、必要最小限度の注意喚起に留めておきたいと思っています。
<自然保育>
里山の恵まれた環境と地域の方々の温かい眼差しに包まれて、子どもたちは、おおらかにそしてたくましく育っています。自然と出会いは子どもたちにとって、素地を養うための大切な機会だと考えています。
昨今、子どもの世界で「自然体験」の重要性が語られるようになったことは、長年そのことを訴えてきた身としては嬉しく思う反面、一種のブームのような広がりにいささか懐疑的にも感じてしまっているこの頃です。
はたして、環境だけが“自然”ならば大丈夫なのでしょうか…。(街の雑踏の中でも子どもが暮らしている場所ならば自然保育は可能だと考えています)
自然保育とは、子どもたち自らの育ちを信じて寄り添う保育だと思います。そう、子どもたちはそもそも自然な存在なのです!子どもたちの内なる自然にこそ目を向けて、私たち大人が感性を研ぎ澄ますことこそが大切で、そのためには子どもたちが起こす行動をどれだけ待てるか!そして、その行動をどう保障してあげられるか。ある意味「待ちの保育」とも言えるのかもしれません。
自然とのお付き合いです、時には“イライラします”、忍耐が要ります、「この子たち、ちゃんと育っているのかしら?」と不安にもなります。でも、見栄えばかりの保育に捕らわれないよう、日々精進です!!
<教えから学びへ>
子どもたちは常に自ら学びたいと思っています。そして、誰かに指導されるわけでもなく、自ら育とうとしています。ですから、この時期の子どもたちは、初めて見るものや初めて体験することがほとんどであるため“興味津々”で落ち着いていられないのも仕方のないことなのです。
当然、そんな子どもたち一人ひとりの「なに?」はいつも一緒とは限りません。そのため当園では、みんな一緒に同じ時間での創作活動とか、先生を中心にした授業形式での指導は行いません。
子どもたちの様子を見て、声を聞いて、子どもたちの“今”をフォローして行くのが私たちの役目だと考えています。子どもは自ら学びます!これからは、「教育」から「学び」だと思います。
<自己肯定感>
幼児期の子どもは自己肯定感のかたまりだと思います。
子どもたちの育ちの過程で、その大切な感情の一枚いちまいを剥ぎ取って行っているのは大人なのかもしれません…。
そんな反省のもと、子どもたちの一瞬の眼差しを大切に子どもに寄り添った保育を追求して行きます。